〜 利益率改善によってキャッシュフローを改善、財務再建に成功 〜

経営悪化の背景

  • 同族企業分離による資金需要 → 借入増加
  • 継続的な損失 → 財務体質が悪化
  • 成り行き経営で、収支バランスの意識が希薄
  • 経費・返済額に対する認識が甘く、必要売上高・利益目標が不明確

改善に向けた取り組み

  • 資金繰りの安定化
     ・経営改善計画の策定
     ・金融機関と協議し、返済のリスケジュールを実施
  • 利益率の改善
    ・経費の削減
    運送距離別に業務を分解(近距離/中距離/遠距離)
    → 効率の良い運行に特化
  • 売上単価の見直し
    ・荷主と価格交渉を実施
    単価の高い製品運搬の新規受注を獲得
  • 営業活動の支援策
    ・「運賃対利益の早見表」を作成
  • 営業が利益重視で提案できるように支援

成果

  • 利益率の向上 → 売上高も伸長
  • 財務内容が徐々に改善し、自己資本比率が上昇
  • 改善までにかかった期間は 約2年
  • 資金繰りに大きな余裕が生まれ、余剰資金は新車両購入資金として積立中