営業コンセプトの再定義により、入会者数が回復し経営再建

経営悪化の背景

  • 周辺の健康産業に手を広げすぎた結果、借入が急増
  • 売上が伸び悩む中で、赤字が連続し借入が増加
  • 経営陣は対処不能な状態に

改善に向けた取り組み

  • 再建計画の作成
    ・金融機関と交渉し、返済のリスケジュールを実施
    → 返済猶予・返済期間の長期化を確保
  • 事業の選択と集中
    本業以外の健康産業を撤退
    ・関連不動産・設備も売却して資金を確保
  • 固定費の削減
    ・経営者報酬の見直し
    ・過剰人員の整理(リストラ)
    ・その他の経費を徹底的に削減
  • 営業コンセプトの再定義
    ・コンパクトな経営体制に移行
    ・価格訴求ではなく、「教育価値」訴求に転換
    ・「体力の向上」や「人格形成」などスイミングを通じた成長支援
    ・ 入会希望者・保護者に理念型の提案を実施

成果

  • 営業コンセプト変更から約2年で会員数が着実に増加
  • 収支も安定軌道に乗り始め、返済も、再建計画内で無理なく実施中
  • 送迎バス3台の新規購入を金融機関が了承
  • 借入残高は一時的に増加するも、収支バランス・返済状況は健全に推移中