原価管理体制の構築により利益回復、再生に成功

経営悪化の背景

  • 事業拡大で設備投資増加も、売上は伸び悩み
  • 原価管理の不徹底により収支が不安定
  • 不足資金が慢性化し、借入増加
  • 親族経営による非効率、多数の親族社員が在籍し、生産性を低下
  • このままでは早期の資金ショート

改善に向けた取り組み

  • 再建計画の策定
    ・金融機関と協議し、返済のリスケジュールを実施
  • 組織のスリム化
    親族社員の整理
    ・経営者報酬・その他経費の見直し
  • 売上回復に向けた取り組み
    ・ 新規顧客の開拓
    ・ 既存顧客の深耕営業を強化
  • 原価管理体制の構築(中核施策)
    ・原価管理システムの導入
     - 労務費の削減
     - 材料費の見直し
    - 工場経費・製品ロスの削減
    ・トンあたりの原価・売価を明確化
  • モニタリング体制の強化
    ・損益分析
    ・資金繰り管理
    ・営業実績の追跡

成果

  • 再建開始から約3年で利益体質を確立
  • 原価削減と利益の可視化により、収益構造が改善・収支も安定化
  • 売上も徐々に回復傾向に
  • 現在は収支・資金繰りともに安定