見放された企業が、覚悟と戦略で3年再生

経営悪化の背景

  • 過剰借入・収益力不足により経営危機
  • 保証協会による代位弁済が目前に迫る「倒産直前」の状況
  • 借入総額は10億円、現預金はわずか1,300万円
  • 再生支援協議会からも支援を拒否され、いわば“見放された企業”

改善に向けた取り組み

  • 当社に再建の全権を委ねられる
  • 即座に金融機関との交渉を開始。代位弁済を一時停止
  • 返済リスケと資産売却、人件費の大幅圧縮などを盛り込んだ再建計画を策定
  • 関係金融機関・リース会社11社との交渉を重ね、3ヶ月で合意形成に成功。
  • 経営管理体制を構築し、社員の意識改革・実績管理・新規開拓など、現場主導での本格再建

成果

  • 再建開始から1年で赤字から黒字に転換し、返済原資も倍増
  • 3年目には債務超過を解消し、自己資本比率は▲13%から10%超へと回復
  • 借入総額は10億円から2.8億円に縮小、現預金も1300万円から1.3億円
  • 繰越欠損も解消し、課税企業へと転換。短期間での劇的な再生を成し遂げた。

再建成功の本質

再建の原動力は、経営者の覚悟と社員の献身的な努力。そして、第三者であるコンサルタントが客観的な視点で支えるだけではなく、銀行交渉にも同席するなど現場に入り込みながら。軌道修正し続けたこと。

計画・実行・管理の全過程において徹底的な関与と信頼関係の構築が、信頼回復と再建完遂に繋がった。