10.生活雑貨用品販売業 G社

販売用品の重点特化による生存

(1) 経営悪化の要因

当社は地域商店街にある老舗の生活雑貨用品小売店である。

商店街衰退の中、健闘を続けている。

 

然し、衰退に伴う環境下、収支は悪化し、借入高は増加し、返済原資が覚束なくなった。このまま放置すれば、やがて廃業の事態が想定される状況に立ち至っていた。

 

要因は大型店進出による客足の激減による。

(2) 取り組みの内容

①中長期再建計画の策定


②資産売却による借入高の削減、並びに保証人の求償権の放棄


③銀行返済のリスケジュールの実施


④業務用、外販の強化


⑤販売商品の重点特化

(3)成果

上記項目の実施により、債務の縮小、保証人の求償権の放棄、リスケジュール等により、先ず資金繰りを安定させた。

その後、取扱商品の中で2つの主力商品に重点特化し、販売攻勢をかけた。チラシ、FMラジオ、地域ミニコミ誌、ネット販売、フェイスブック等を使い、重点商品を徐々に浸透させた。

 

その結果、売上高の僅かな伸びではあるが、返済の為の収支を維持し、今日に至っている。

現状は、店内で開催する料理講習会、趣味洋品コーナーの充実を図り、更に積極的なファンを獲得している。

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